映画レビュー

「グレイテスト・ショーマン」で世間や親を気にしなくなった

こんにちは。

今回は「グレイテスト・ショーマン」という映画をレビューします。

どんな作品?

この作品は、実在したP.T.バーナムという興行師を主人公にしたミュージカルです。

時に心に響き、時に圧倒される音楽と迫力のある映像・演技でぐいぐい見る者の心をつかむところが、この作品の魅力であり面白いところです。

ちなみに、バーナム役はヒュー・ジャックマンがしました。

吹き替えではなく、彼自身が踊り、歌っています。

 

バーナムは貧しい家庭の出身の成り上がりものです。

成り上がりからさらに上流階級の世界に入ることを夢みるが挫折するも、仲間や家族の愛に気付き再興するという、言ってみれば定番のストーリーです。

しかし、見た目や生まれなどからくる差別に負けず胸を張って生きる「this is me」という精神はどんな状況下にあっても大切であることを気付かせてくれます。

 

また、この映画はただ単にバーナムの生きざまを描いている作品ではなく、伏線が豊富です。

それは、彼の見世物小屋で雇われる人たちの背景でもあるのですが、昔はこんな差別もあったんだと思うとともに、現代にも通じる差別問題があったりで興味深いものがありました。

興行師、見世物小屋というと、子供には見せにくいと思われるかもしれませんが、ラブストーリーも柔らかで、家族愛の話もあるハッピーエンドの物語なので、老若男女楽しめる映画だと思います。




「グレイティスト・ショーマン」からのメッセージ

この映画「グレイティスト・ショーマン」も、非常にメッセージ性が高い作品になっています。

コンプレックスがあっても胸を張って

人は様々なコンプレックスを持ちながら生きています。

容姿にコンプレックスを持っている人もいるでしょうし、生まれや家族、学歴など、目に見えるものから、目に見えないものまで、その要因になる事項は多岐にわたります。

この映画を観ていると、みんな、何かしらに苦しんでいる、でも、自信をもって胸を張っていれば、道は開けてくることが分かります。

大切なものを大切に

それと同時に、もっと上に、もっと上にと上昇することのみに夢中になったり、見栄や社会的体裁に囚われすぎると、本当に大切なものを失うというのもこの映画を通し見ることができます。

映画はあくまで映画なので、どん底のところで自分が上に上がるためにないがしろにした仲間が集まって、家族も最終的には元に戻ってくれますが、現実の社会ではそううまく事は運びません。

因果応報、やられたらやり返されるのが世の常です。

だから、私はこの映画を観ながら、この映画の音楽を聴きながら、自分はコンプレックスに負けていないか、自分は今ある自分のために助けてくれた人を大切にしているかと、思い返します。

人生、成功もあれば失敗もあります。

バーナムのようにがむしゃらに生きる大切さと共に、周囲の人がいて自分がいることをより深く実感させられました。

母へのしがらみを消化してくれた映画

私はとても厳しい家庭で育ちました。

父は仕事でいつも不在で、家にいる母は人の目ばかりを気にして、どう話すべき、どう振舞うべき、何でも「べき」で終わる生活をずっとしてきました。

当然、したいことはできませんし、一緒にいる人も選ばれました。

ある時期までそれが当然だと思っていましたが、ある時から母の声どころか、母が送るメールを見るだけで、息苦しくなるようになりました。

このままでは駄目になると思い、泣き追いすがる母を振り切り逃げました。

そして、結婚をし、この映画を観ました。

こんな生い立ちなので、苦しんでいる気持ちや世間の目を題材にとるこの映画を観て、心に刺さるものがありました。

それからというもの、私ではなく世間を見ている母のことを気にするのは止め、私は私を大切にしてくれて、いざという時、助けてくれる人と家族を大切にしようと思いました。

そして、ごめんなさいではなく、ありがとうという人生に切り替えることができました。




コンプレックスに負けそうな人に観て欲しい

この映画は、コンプレックスに負けそうになっている人に見て欲しい映画です。

人から心を傷つけられた人にも是非見て欲しいです。

映画の登場人物の抱える悩みは、髭女だったり、特殊な病気の人だったり、かなり重く極端です。

しかし、悩みは悩みで、彼らは前を向いて自分のできることを全力でしています

言葉には力がある

ちなみに、この映画の主題歌は、髭女役のキアラ・セトルが歌いました。

題名は「This is me」です。

「鋭い言葉で傷つけられても、洪水を起こして溺れさせてやる」

「私は勇敢、私は傷つけらた者。」

と歌います。

居場所がなくても、傷つけられたところで止まっていても、言葉には力があると言います。

この歌を聞くと抜け出せる力が徐々にわいてくるかもしれません。

全力でやり通したヒュー・ジャックマン

また、バーナム役のヒュー・ジャックマンはこの映画の撮影をする少し前、皮膚がんを患って大手術をし、歌うことは危険だと言われていたようです。

それでもなおかつ、彼自身が歌い、踊りました。

映画を観ている限りではそんなこと分かりませんし、手術後だったなんて微塵も感じさせませんが、事実を知ると始めたらやり通す、全力で向かう彼の姿に感銘を受けます。

心が少し弱っている貴方、映画からエネルギーをもらってみてはいかがでしょうか。